【裏技】フライパンがくっつく原因と復活法!お湯で焦げ付きを無くす方法までプロが解説

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【裏技】フライパンがくっつく原因と対処法!お湯で復活させる方法までプロが解説
悩む人

最近、フライパンがくっつくんだけど原因は何だろう…どんな対処をすれば、復活させられるの?

結論、フライパンがくっつく原因は温度です。

温度が低すぎたり高すぎたりすると、くっつく(焦げ付きの)原因になります。しかし、原因が分かれば対処も簡単にできるもの。

そこで今回は「フライパンがくっつく原因と復活法」を原料と加工種類別に徹底解説しますね。

記事後半では、お湯でフライパンの焦げ付き復活させる裏技も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

博士

以下でフライパンがくっつく原因と復活法をまとめたので、お急ぎの方はご活用ください!

スクロールできます
原料くっつく原因復活法
予熱不足使用前に予熱する
高温温度調整
アルミ油なじみの悪さ油返しする
チタン予熱不足使用前に予熱する
ステンレス予熱不足使用前に予熱する
スクロールできます
加工くっつく原因復活法
テフロン空焚きや高温調理弱火-中火で使う
セラミックコート加工レベルが低い油返しする
ダイヤモンドコート空焚きや高温調理弱火-中火で使う
この記事を書いている人
  • 30社以上のフライパンを使用
  • フライパン製造メーカーで就労経験あり
  • 多数の料理人や主婦にお気に入りのフライパンをインタビューして回っている

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フライパンがくっつく大きな原因

フライパンがくっつく原因は温度です。

フライパンの表面には見えない吸着水という水が付いています。その水が食材のたんぱく質に溶け込んで糊状となることが原因でくっつくわけです。

そして、吸着水とたんぱく質が結合する原因が温度。80度以下で加熱をしてしまうと、くっつく科学反応が起きてしまうんです。

ご飯や麺などの澱粉質のものは、60度以上になると糊(のり)状になります。 ある温度になると、澱粉質のものは粘りが出てくるのです。 また、魚や肉などのタンパク質は、50度以上で金属に対して熱凝着(ぎょうちゃく)反応がはじまります。 ある温度になると、タンパク質は金属とくっ付くのです。

引用元:フライパン倶楽部-こびり付きの科学-

なので、フライパンを80度以上に温めてから食材を調理するのがベスト。手間ですが、たんぱく質の糊化を防ぐためにフライパンを予熱するのが大切です。

博士

ちなみにたんぱく質の粘性が増すことをα化(糊化)と言います!

逆に熱し過ぎもNGです。200度を超えると今度は焦げ付くようになりますので、80度~200度でコントロールするのがベスト。

フライパンがくっつく時の対処法

フライパンがくっつく時の対処法は簡単。

調理前にフライパンに熱入れすればOK。おすすめの方法は油返し。フライパンに油を馴染ませ温度を均等にしてくっつきにくくする手法です。

油返しの手順
  1. 中火で1分ほど温める
  2. お玉一杯分の油をフライパンに投入
  3. 全体に回し油をフライパンに馴染ませる
  4. 油が揺らいで来たら油を戻して完了

調理前にひと手間加えるだけで、くっつきにくくなりますし、フライパンの寿命も長くなりますよ。

フライパンがくっつく原因は原料や加工種類により変わる

ここまでは根本的な原因と対処法です。

フライパンは製品ごとに原料が違いますし、その上でコーティング方法も異なります。そのためフライパンごとに、くっつく原因も異なるのです。

なので、以下よりフライパンの原料別・加工別にくっつく原因と対処法を解説しますね。

博士

先にフライパンを復活させる裏技を知りたい方はこちらをタップください!

【原料別】フライパンがくっつく原因と復活法

まず以下5つの原料に分け、フライパンがくっつく原因と復活法を解説しますね。

  1. アルミ
  2. チタン
  3. ステンレス

順番に見ていきましょう。

フライパンがくっつく原因と復活法①:鉄

まずは鉄製のフライパンから見ていきましょう。

くっつく原因

予熱不足

くっつく時の復活法

使用前に予熱する

鉄製のフライパンは高温に非常に優れた耐性を持ちますが、一方で低温での調理は吸着水が原因となり食材とくっついてしまいます。

なので、鉄製のフライパンを使用する場合は、使用前に強めに油返しをすると良いでしょう。

博士

ちなみに鉄製のフライパンを選ぶ場合は柳宗理というブランドが優秀です!

フライパンがくっつく原因と復活法②:銅

次に、銅製のフライパン。

くっつく原因

高温

くっつく時の復活法

温度調整

銅製のフライパンは熱伝導率が異様に高いので、熱し過ぎると200度を超えてしまいます。その結果、食材がくっつくなんてこともあるある。

なので、温度調整が肝となりますね。

博士

銅製のフライパンであればオークスが優秀ですよ!

フライパンがくっつく原因と復活法③:アルミ

次に、アルミ製のフライパン。

くっつく原因

油なじみの悪さ

くっつく時の復活法

油返し

アルミ製のフライパンは熱伝導率も良く軽いですが、高温調理には向かず油なじみが悪いです。

そのため使用前に油返しで油を馴染ませるのが大切。ただ、しっかりと温度調整を行えば、多方面で非常に優れている素材ですよ。

博士

アルミ製だとグリーンパンというフッ素樹脂不使用のフライパンが優秀かつ人気です!

フライパンがくっつく原因と復活法④:チタン

次に、チタン製のフライパン

くっつく原因

予熱不足

くっつく時の復活法

使用前に余熱する

チタン製のフライパンは耐久性が高く軽量ですが、熱が通りにくい素材。保温性には優れているので、他よりも使用前にしっかりとた予熱が必要です。

博士

上級者向けですが、チタン製ならエバニューのフライパンがおすすめ!

フライパンがくっつく原因と復活法④:ステンレス

最後にステンレス製のフライパン。

くっつく原因

予熱不足

くっつく時の復活法

使用前に予熱する

ステンレス製は丈夫で錆びにくく、熱伝導率も高い優れた素材です。なので、使用前に油返し等でしっかり予熱してあげるのが効きますね。

博士

ステンレス製だとマイヤーというフライパンが優秀ですよ!

【加工別】フライパンがくっつく原因と復活法

次に、加工(コーティング)別にフライパンがくっつく原因と復活法を解説しますね。

  1. テフロン加工
  2. セラミックコート
  3. ダイヤモンドコート

順番に見ていきましょう。

フライパンがくっつく原因と復活法①:テフロン加工

まずはテフロン加工のフライパンから。

くっつく原因

空焚きや高温調理

くっつく時の復活法

弱火-中火で使う

耐久性に優れくっつきにくいコーティングですが、テフロン加工に使用されるフッ素は熱に弱いです。

なので、空焚きや強火での使用をするとコーティングが剥がれてしまい、くっつきやすくなります。

洗剤を金網タワシでゴシゴシするのもNGです

博士

フッ素は高温(200度~300度)で熱すると有害ガスが発生するとの報告があるので、高温調理には向かないですね..!

フライパンがくっつく原因と復活法②:セラミックコート

次にセラミックコート。

くっつく原因

加工レベルが低い

くっつく時の復活法

油返しする

セラミックコートはフッ素樹脂を使用しないため身体に優しい加工です。ですが、正直言って加工レベルはピンキリであるのが事実ですね。

ちなみに先ほど紹介したグリーンパンもセラミックコート。フッ素樹脂を使用してないのに性能が高いフライパンは非常に稀ですよ。

博士

個人的にはセラミックコートのフライパンがおすすめです!

フライパンがくっつく原因と復活法③:ダイヤモンドコート

最後に、ダイヤモンドコートのフライパン。

くっつく原因

空焚きや高温調理

くっつく時の復活法

弱火-中火で使う

ダイヤモンドコートはテフロン加工の1種。

通常のテフロン加工よりも耐久性に優れていますが、同じく空焚きや高温に弱いです。なので、基本的には弱火-中火で調理をするのが良いでしょう。

博士

ダイヤモンドコートだとフレーバーストーンが大人気ですね!

【お湯?】フライパンの焦げ付きを復活させる方法

ここまでフライパンがくっつく原因と対処法を解説しましたが、くっつく原因はまだ他にもあります。

それは油汚れです。

フライパンに油汚れが沈着していると、くっついたり焦げ付いたりの原因になるわけです。

そして、油汚れが原因の場合は以下の手順で復活させることが可能。

  1. お湯をフライパンに入れ加熱
  2. 中性洗剤で泡立ててフライパンを洗う

順番に解説しますね。

復活の手順①:お湯をフライパンに入れ加熱

まずフライパンの半分くらいにお湯を入れます。

ケトルなどで水を沸かすと良いでしょう。お湯を入れたら中火以下の火加減でお湯を沸騰させます。

お湯が沸騰したら1分ほどでお湯を出します。この作業でフライパンに沈着した油汚れを柔らかく浮かすことが可能です。

復活の手順②:中性洗剤で泡立ててフライパンを洗う

次は中性洗剤でフライパンを洗います。

この時のポイントは泡立てて洗うこと。また、研磨剤なしの柔らかいスポンジを使いましょう

フライパンのコーティングを傷つけないよう優しく撫でるように洗います。すると油汚れが綺麗になりますよ。

博士

これで復活しない場合は、原料や加工に原因があり寿命の可能性もあるので、フライパンの買い替え時かもしれません!

フライパンがくっつく原因と復活法:まとめ

スクロールできます
原料くっつく原因復活法
予熱不足使用前に予熱する
高温温度調整
アルミ油なじみの悪さ油返しする
チタン予熱不足使用前に予熱する
ステンレス予熱不足使用前に予熱する
スクロールできます
加工くっつく原因復活法
テフロン空焚きや高温調理弱火-中火で使う
セラミックコート加工レベルが低い油返しする
ダイヤモンドコート空焚きや高温調理弱火-中火で使う

フライパンがくっつく根本的な原因は温度です。

原料や加工別に詳細は異なりますが、注意することは同じ。予熱と適した温度で調理することです。

フライパンは使い方で寿命が大きく変わるので、ぜひ本記事を参考にしてみて下さい!

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フライパンの性能比較一覧

スクロールできます
種類総合評価寿命重量焦げ付きにくさ熱伝導率IH対応安全性耐久性コスパ
グリーンパン9/102-3年前後普通9/109/1010/108/108/10
バッラリーニ8/102年前後少し重め9/108/109/108/108/10
マイヤー7/102年前後重め7/107/107/107/109/10
サーモス8/102年前後少し重め8/108/107/107/108/10
ティファール8.5/102-3年前後重め8/108//108/109/107/10
エバークック7.5/102-3年前後普通8/106/107/107/108/10
ruhru8/103年前後重め8/107/109/108/108/10
ビタクラフト8/105年前後重め8/108/107/108/108/10
レミパン7.5/102-3年前後重め8/108/107/107/107/10
ベルフィーナ6/10半年-1年少し重め6/108/107/106/106/10
オールパン7/102年弱重め8/108/107/108/108/10
バーミキュラ6.5/105年重め6/106/108/108/107/10
ルクルーゼ7/102-3年前後重め7/108/107/107/106/10
パール金属7/102-3年前後普通7/107/107/107/109/10
フレーバーストーン7.5/103年前後少し重め8/107/107/107/108/10
ニトリ(NITORI)6/10半年-1年軽め6/106/106/106/108/10
フィスラー8/105年前後かなり重め8/108/108/108/107/10
柳宗理8/105年前後かなり重め7/108/108/108/108/10
アイリスオーヤマ7/102年前後軽め7/107/107/107/107/10
SURUTTO8/103年前後軽め9/107/108/108/108/10
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